2018.06.27

メンテナンスとリノベーション

建築研究

私達は200棟に及ぶ様々な建築の設計・監理を担当してきました。そして完成後の維持管理についても関わっています。

■メンテナンス

住宅をはじめ建築は竣工が完成ではなく、住まい始めることによって本来の建築のもつ役割がスタートします。生活を営む間、経年変化は生じます。不具合箇所は早期に手当することによってより長く使用することができます。
当研究所では工事契約の条件に6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月の定期点検を設けています。住宅瑕疵担保履行法では工事の完成保証と雨漏りと躯体の損傷等、住宅の重要な事柄について10年間の保証を定めていますが、使い始めて起こる初期的な不具合を解消するためです。

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■リノベーション

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住宅に求められる機能等、人生の流れとともに変化します。家族構成の変化。身体能力の変化、職業の変化による生活パターンの変化などです。
当研究所で手がけた住宅も築後30年近く経つものもあります。すでにキッチン、お風呂等水廻りの更新時期を迎え、改装工事が始まっています。また加齢による身体機能の低下を補うためのバリアフリー化工事、単世帯から他世帯住宅への機能改善など建築全体にわたる「フルリノベーション工事」などにも携わっています。

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愛着ある我が家を長い間楽しめるための新しい取り組みが始まっています。

2018.01.23

建築視察研修 2018年1月22日 東京

建築研究

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建築設計において、「温故知新」ということも新しい試みをするにあたって大切なことです。
現在世田谷区で進行中の再生工事(フル・リノベーション)の現場研修も兼ねて東京都内にある建築を視察しました。


■江戸東京たてもの園 東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
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江戸時代から昭和時代にかけ建てられた特徴的な建築を広い公園内に移築した建築博物館です。

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またその時代の暮らしぶりも合わせて展示するなど生活の歴史も学ぶことが出来ます。

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前川國男邸や昭和の歴史の転換点の舞台となった高橋是清邸なども移築されています。

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昭和代表する建築家の住まいは日本的な材料を使いながらもモダニズム建築として高い完成度を視ることが出来ます。三井八郎右衛門邸や高橋是清邸は近代和風建築の材料、職人の技能共を示すものです。


■世田谷美術館 東京都世田谷区砧公園1−2
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開館 1986年
設計 内井昭蔵建築設計事務所

設計者は「桜台コートビレッヂ」など近代建築的手法からアールトを経てライトの影響を感じる細部に有機的な形態を多用するようになった時期の代表作。
吹上御所へ至る過程が読み取れます。ポストモダンの時代性とも符合するところがある。近くには環八道路沿いに隈研吾出世作のM2(現在は斎場)もあります。


■世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館
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開館 1993年
設計 佐藤秀工務店

向井潤吉は民家を描いた洋画家でこの建物も日本の民家をモチーフに坂道に沿って建てられています。設計は木造邸宅を多く手がけた佐藤秀工務店の特徴をよく表しています。
世田谷美術館は市井の生活に身近な芸術を取り上げることを特長としていますが、地方出身者が多いであろう区民にとっても身近な田舎家をモチーフにした向井潤吉の絵画もまた身近な芸術と言えましょう。


■世田谷区役所庁舎
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完成 1959年から1969年
設計 前川國男建築設計事務所
設計者は戦後の近代建築の巨匠に一人でありルコルビジュの弟子の一人です。
街の中にあって高低差も利用しつつピロティによって開放された敷地はいかめしい行政庁舎とは一線を画するものがあります。
残念ながら老朽化を理由にまもなく姿を消しますが、ヒューマンスケールの空間は区民はじめ建築を愛する人達に長く記憶されるでしょう。

2017.12.27

杉の原木を選びに行ってきました。

建築研究

先日、県南の山岳地帯へ杉の原木を選びに行ってきました。
この地域に縁のある建築主の家に使うための杉丸太です。
これから選んだ杉を元にプランを詰めていきます。

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県南の山々は日当たりの関係で、杉の成長もゆっくりとなり、今回選んだ杉も直径180mm~260mm程度ですが樹齢は60年との事です。
建築主のご祖父様が植樹されたと聞きました。
当時は財産になるとの事で元々畑だったこの土地に植樹をしたそうです。
下の方は枝打ちの形跡も見られ大切に育てられていたことが伺えます。

現在、山に行けば有り余る程の杉を目にします。60年代の木材の輸入自由化による影響。
当時を生きていない私はなんとも言えませんが、日本の山には家を材料がたくさんあるのは事実のようです。

手入れが行き届かない杉には製品安定性といった視点からは疑問があるものも多くありますが、実際良いものもありますので家の住まい手のよりどころ、シンボルとして少しずつ取り入れていくのも良いかと思います。

2017.07.07

施工現場から 2017年6月16日

建築研究最新情報現場から

最新情報現場から
企画調査、基本設計、実施設計と続く一連の流れの大きな山場の一つです。建築主と施工者を交えて綿密な打ち合わせを重ねて施工が続いています。 施工現場の最新画像をご覧ください。

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外構工事が始まりました。
外部足場が取り払われ全貌が明らかになりました。大きな屋根が落ち着いた外観を形つくっています。

2017.06.23

JIA全国学生卒業設計コンクール2017が開かれます。

イベント オープンハウス情報建築研究最新情報

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JIA全国学生卒業設計コンクール2017が6月24日に行われ25日に作品が公開されます。
審査は公開で行われるので審査員がどう指摘するのかも興味のあるところです。
青木淳審査委員長他4名の審査員が審査に当たります。

学生の方々のみならず建築にご興味のある方はぜひお出かけください。
今年は前橋工科大学の苗渋航さんが群馬代表として参加しますので関係者の方々は是非応援に行ってください。
当日は当事務所所長の横堀将之が実行委員として会場におりますのでお声がけください。ご案内いたします。

2017.02.20

建築探訪 千葉県

建築研究

先日、千葉県を訪れる機会を利用して、いくつかの建築を見学してきました。


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千葉県立美術館 1974年 大高建築設計事務所

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千葉県立中央図書館 1968年 大高正人

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DIC川村記念美術館 1990年 海老原一郎

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ホキ美術館 2010年 日建設計

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三里塚教会 1954年 吉村順三


2016.10.18

郷土の建築再発見

建築研究

郷土の建築再発見として両毛地域を中心とした研修旅行を行いました。
日常の視線の中に見え隠れしながら、深く知り得ない様々な建築を見学することにより、伝統、文化に根ざした設計のあり方を考える旅でした。

両毛地域は都より遠く離れた東国にありながら遺跡等からの出土品にみるように人々の暮らしが連綿と続いてきました。養蚕との関わりが深く明治期以降の近代化を生糸の輸出によって支えたと言われています。


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阿久沢家住宅(前橋市) 江戸中期 国指定重要文化財


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わたらせ渓谷鐵道 上神梅駅(みどり市)1912年(大正元年) 国登録有形文化財(建造物)


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桐生倶楽部(桐生市)1919年(大正8年) 国登録有形文化財(建造物) 桐生市重要文化財


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桐生市有鄰館(桐生市)天保14年~大正9年 桐生市指定重要文化財


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彦部家住宅(桐生市)江戸時代初期 国指定重要文化財


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足利学校(足利市)1990年(平成2年) 日本遺産


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厳華園(足利市)江戸末期 国登録有形文化財(建造物)


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旧上毛モスリン本社屋(館林市)1910年(明治43年)群馬県指定重要文化財


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田山花袋旧居(館林市)江戸後期 市指定重要文化財(館林市)


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二業見番(館林市)1938年(昭和13年) 国登録有形文化財(建造物)


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県立館林美術館(館林市)


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旧中島知久平邸(太田市)1930年(昭和5年) 国指定重要文化財(建造物)


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田島弥平旧宅(伊勢崎市)18633年(文久3年) 国指定史跡 富岡製糸場と絹産業遺産群 世界遺産構成資産


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高山社跡(藤岡市)1891年(明治24年) 国指定史跡 富岡製糸場と絹産業遺産群 世界遺産構成資産

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