離山の家

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竣工時期
2010年10月
用途
住宅
構造規模
木造 2階 110.49㎡
所在地
長野県軽井沢町
設計
米田雅夫 横堀将之

軽井沢町に建つ別荘住宅

離山の麓にあり、浅間山を間近に見られる閑静な敷地に建ちます。
別荘として日常の生活から解放された開放的な住宅です。
内装は素材感がやさしい杉板や自然由来塗料で仕上げられ、休暇を過ごすには最適の雰囲気を醸し出しています。

ゆったりした吹抜け空間の居間には本格的な薪ストーブを設置しました。厳しい軽井沢の冬を快適に過ごすための仕掛けです。自然対流と輻射熱により家じゅうが柔らかい空気で満たされます。
高断熱、高気密化による定住も視野に入れた省エネルギー対策を行いました。この結果外気の影響による室内の温度変化が緩慢になり、室内温度の均一化により空気質の快適性が向上しました。
この冬(2011年)無暖房の状態の厳冬期に建物内外部に設置した温度計の追跡測定を行いました。測定結果は外気温が氷点下11度を記録しても室内は凍結する温度に下がらず、厳冬期の凍結対策も設計意図の通り万全であることを確認しました。

2010年4月

2010年4月

地鎮祭が行われました。
離山山麓の町の静かな山荘です。

2010年4月

2010年4月

いよいよ工事が始まりました。
事前に行った地盤調査により、この地域では地表から約3m近くまで
軟弱な粘性土が堆積していることがわかり、安全確保のため地盤改良を行う計画となりました。
写真は湿式柱状セメントコラム工法による地盤改良を行っているところです。
湿式柱状セメントコラム工法は、重機に取り付けられた攪拌翼で、
掘削しながらセメント系固化材を注入し、地中にセメントの柱を作る工法です。
軟弱な粘性土の下の、支持層と呼ばれる固い地盤まで攪拌翼を挿入し、
固化材を注入、攪拌翼を回転させながら現場の地盤に攪拌します。
攪拌翼を上下させながら作業を行うことで柱状に固化材が攪拌されます。
施工後一週間ほどで建物を支えられる堅く強固な柱となります。
今回の計画では建物四周を中心に40本近い柱を施工することで建物を支える基盤を造ります。
この工法は振動、騒音等が少なく他の工法に比べ費用も抑えることができます。

2010年5月

2010年5月

基礎の配筋の検査を行いました。
建物を支える大切な部分の上、コンクリートを打設してからでは見えなくなる場所ですので、
念入りに検査を行いました。

2010年5月

2010年5月

基礎立上りのコンクリート打設前の型枠検査を行いました。
配筋と型枠との空き寸法、土台を設置するためのアンカーボルトの位置、
型枠の寸法、設備スリーブの設置等を検査しました。
こちらも前回同様コンクリートを打設してしまうと見えなくなる部分ですので念入りに検査しました。

2010年5月

2010年5月

上棟をむかえました。
離山の森、静かな中での上棟式となりました。
気が早いですが、竣工が楽しみです。

2010年6月

2010年6月

森の緑に囲まれた現場です。

2010年6月

2010年6月

建物を強固なものとするために、構造用合板を所定の場所に貼り、耐力壁としています。
構造用合板を耐力壁として機能させるためには合板の4周を留める釘の種類、間隔にくわえ、
合板へのめり込みが無いかが大切な要素となります。
この要素のどれかが欠けても設計した耐力が得られない可能性があります。
写真は施工前の試験の様子です。
適切な施工を指示しました。

2010年6月

2010年6月

金物検査を行いました。
地震時等にかかる柱を引き抜こうとする力に抵抗するために設けます。
構造計算により求めた必要な金物が必要な箇所に適切に施工されているか検査しました。

2010年6月

2010年6月

離山の家の軒先です。
屋根の野地板を二重にしその間に空気を通す構造になっています。
写真の金属メッシュの間から空気が入ります。
こうすることで夏の強い日差しによる取得熱の室内への伝達を防いだり、
雨音を軽減してくれます。

2010年6月

2010年6月

物外壁に断熱材が施工されています。
断熱材の継ぎ目をふさぎ建物の気密性を高めていきます。
サッシが入ったところで気密試験を実施します。

2010年7月

2010年7月

屋根が葺かれました。
ガルバリウム鋼板の屋根です。

2010年7月

2010年7月

ガルバリウム鋼板で仕上げられた屋根の軒先の写真です。
雨が降ったので足場に上り、うまく雨水が処理されているかチェックしてきました。
軒裏への雨水のまわりこみ等も無く、良好な施工がされていました。


2010年7月

2010年7月

気密試験を実施しました。
建物に専用のファンを設置し、空気を押し出し建物内部の気圧を下げることで
建物にどの程度の隙間があるかを測定します。
押し出した空気の量と気圧の下がり具合から隙間の量C値(相当すき間面積)を求める仕組みです。
C値(相当すき間面積)2.0(c㎡/㎡)以下とすることを施工条件とする中、
1.5(c㎡/㎡)という結果が得られました。
内外壁の仕上げ前での測定値ですので、今後内外壁の施工が進めばより気密性能が上がります。

2010年7月

2010年7月

先週、外壁のモルタルの下塗りが施工されました。
夏休みに別荘に訪れる方々、観光の方々の休息等をじゃましないように
との配慮から定められている条例により、避暑地であるこの地方ならではの休工期間となりました。
8月一杯現場は休工となりますが、現場の見回り、工房での家具製作等は引き続き進んでいきます。

2010年9月

2010年9月

9月に入り、地域特有の工事夏休み期間も終わり、現場が再開されました。
夏休み前に施工された外壁モルタルの下塗りも十分に養生ができ、良い下地となっていました。

2010年9月

2010年9月

外壁出隅部を下から見上げた写真です。
建物に柔らかな印象を与えるため、出隅部を曲面で仕上げています。
数日後に塗装が行われます。

2010年10月

2010年10月

外壁の仕上げが施工されました。
上部はモスグリーンのガルバリウム鋼板、
下部はモルタル塗りの上に黄土色の弾性アクリルリシンを吹き付けています。
森の中、落ち着いた色合いに仕上がりました。

2010年10月

2010年10月

離山は秋一色です。完成発表会を行います。

2010年11月

2010年11月

完成発表会の様子です。
多くの方に足を運んでいただきありがとうございました。
外はあいにくの雨となりましたが、無垢の木材や薪の炎の温かみがより感じられる一日となりました。

2010年12月

2010年12月

竣工しました。