一級建築士事務所 株式会社 米田横堀建築研究所 / 群馬、埼玉、栃木、長野、軽井沢にて、木造住宅、店舗、クリニック・医院の設計を行う設計事務所

研究日誌

2017.12.27 建築研究

杉の原木を選びに行ってきました。

先日、県南の山岳地帯へ杉の原木を選びに行ってきました。
この地域に縁のある建築主の家に使うための杉丸太です。
これから選んだ杉を元にプランを詰めていきます。

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県南の山々は日当たりの関係で、杉の成長もゆっくりとなり、今回選んだ杉も直径180mm~260mm程度ですが樹齢は60年との事です。
建築主のご祖父様が植樹されたと聞きました。
当時は財産になるとの事で元々畑だったこの土地に植樹をしたそうです。
下の方は枝打ちの形跡も見られ大切に育てられていたことが伺えます。

現在、山に行けば有り余る程の杉を目にします。60年代の木材の輸入自由化による影響。
当時を生きていない私はなんとも言えませんが、日本の山には家を材料がたくさんあるのは事実のようです。

手入れが行き届かない杉には製品安定性といった視点からは疑問があるものも多くありますが、実際良いものもありますので家の住まい手のよりどころ、シンボルとして少しずつ取り入れていくのも良いかと思います。