一級建築士事務所 株式会社 米田横堀建築研究所 / 群馬、埼玉、栃木、長野、軽井沢にて、木造住宅、店舗、クリニック・医院の設計を行う設計事務所

研究日誌

2019.11.28 暮らしの風景

薪ストーブと牡蠣料理

気付けば2019年もあと少し、そろそろ今年のまとめや新しい年を迎える準備に追われている方も多いかと思います。
米田横堀建築研究所もそれなりには忙しない雰囲気を感じてはいますが、井野川沿いののんびりとした立地のせいか、世間で感じるそれとは少し違った感じもします。

今日は冬の話題を一つ。
私の自宅には薪ストーブがあるのですが実家にもあり、子供の頃から薪ストーブを使い今年で薪ストーブ歴は31年になります。
そんな育ち方をしてきたものですから、大人になるということは薪づくりをすることだと自然に思ってきました。
薪づくりが出来て一人前といった感じでしょうか。
手伝いはするものの、薪づくりの主体はずっと父に頼ってきました。しかし自宅を建てた4年程前からほぼ全てを自分でするようになりました。
私の薪づくりはよくある雑誌やハウツー本などのオシャレなものとは違い、樹種にこだわりはなく、木であれば何でも薪にします。
ナラやクヌギなどの広葉樹でなければダメといった話しをよく聞いてきましたが、まったくそんなことはなく、乾燥さえきちんとしていれば何でも大丈夫です。
今朝は現場でいただいた梁の切れ端で薪づくりをしました。

osirase63.jpg

樹種は松です。脂のある木ですので他の木以上に乾燥が必要かと思いますが、建築資材になった時点で乾燥は十分で、
この木はさらに約一年乾燥させてあります。燃焼は早く広葉樹の堅木のようなコクのある炎とはいきませんが火力は十分に出ます。
趣味だけではなく、主暖房として薪ストーブを運用する場合、やはり一番のネックは薪集めや薪づくりです。
雑誌やハウツー本のようなキレイな運用は理想ですが、それが足枷になって薪ストーブに踏み込めない方も多くいるのではないでしょうか。
31年薪ストーブに触れてきて思うことは安全に燃えて家族で暖まることが出来ればそれで良いということだけですので、もう少し気楽にはじめて持続可能なエネルギーでのエコな暮らしを楽しんでいただく方が増えてくれればと思います。

冬のことを思いながら薪ストーブの話題を書いていると、スタッフから薪ストーブの前で食べたくなりそうな料理の話題をもらいました。
牡蠣のオイル漬けだそうです。

osirase62.jpg

作り方は以下の通り。
①牡蠣(塩水でよく洗う。水気を拭きフライパンで弱火で乾煎りする。)
②牡蠣がぷっくりしてきたところでオイスターソースとバルサミコ酢を絡める。
③瓶に潰したニンニクと太白ゴマ油を入れ牡蠣を入れて完成。
そのまま食べても、オイルごとパスタやお料理に使っても美味しいです。とのこと。
米田横堀建築研究所の事務所にはキッチンもあります。それは事務所にいながらも「生活」に少しでも触れることが大切だと思うからですが、今度早速作ってみようかと思います。

横堀将之